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Cisco VIRL (Virtual Internet Routing Lab) を使う

はじめに

Cisco 関連ルータやスイッチ、AWSといったクラウドとの連携を検証したかったため VIRL を取り入れてみました。

1.導入

主にVIRLとVMware Player またはFusionが必要になります。 VIRLは$199ですが、使用できるルータは 2020/09/02時点 で以下になりますので、とてもリーズナブルかと思います。 IOSv and IOSvL2 NX-OSv and NX-OS 9000v IOS XRv and IOS XRv 9000 IOS XE (CSR1000v) ASAv

購入

ここから購入してください Cisco Modeling Labs - Personal

購入完了したらメールが届きますので、そこから My Account ログインして ダウンロードする ova を選びます。

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VMware 上で立ち上げる場合は「VIRL 1.6.67 VMWare workstation image.」を選択(今回はこちらで導入します) ※容量5GB超えているので十分な環境でダウンロードしてください

立ち上げ

今回は VMware Fusion でインポートします。(Virtualbox の場合、NestedVMの機能が怪しいので個人的にあまりお薦めできない) デフォルト設定で以下リソースが必要 CPU:4Core RAM:8GB

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手順に5-10mほど時間がかかるとのこと f:id:thelarklife1021:20200903002548p:plain

簡単なヘルプ f:id:thelarklife1021:20200903002717p:plain

VMホストの設定ですが、特にこだわりがなければデフォルトでNext f:id:thelarklife1021:20200903002914p:plain

VMのメインで使うインターフェースですがこちらもデフォルトでNext f:id:thelarklife1021:20200903003836p:plain

個人で使う場合は、StaticでIPを定義する必要はないのでこのままNext f:id:thelarklife1021:20200903004054p:plain

IPv6を使う必要がある場合は下を選びますが、特にこだわりがなければ上でNext f:id:thelarklife1021:20200903004304p:plain

アカウント設定ですが、そもままでNext (VIRLってOpenstack使っているのか) f:id:thelarklife1021:20200903004524p:plain

クラスタにする必要はないのでそのままNext f:id:thelarklife1021:20200903005428p:plain

最後に設定確認して f:id:thelarklife1021:20200903005620p:plain

しばらく待つ・・(5分くらいかな)

再起動が後login プロンプトがでます。 コンソールのURLが表示されるのでブラウザでアクセス ID/PWも出てますが次のステップの初回ログインで使います f:id:thelarklife1021:20200903010234p:plain

uwmadmin / password でログイン f:id:thelarklife1021:20200903010635p:plain

ログインするとダッシュボードが表示されます f:id:thelarklife1021:20200903011017p:plain

License を入れます VIRL Server > Salt Configuration and Status > Reset keys and ID でアクセスします (私の環境だと Salt Configuration and Status のところへの画面遷移に時間がかかった)

以下 Reset salt settings 画面にて以下を実施 1.Load config fileをクリックして、事前にdownloadしておいたライセンスファイルを選択する 2.List of Cisco salt mastersからAPを選択。Master sign public keyはeft.pubを選択する。その後、resetボタンを押す f:id:thelarklife1021:20200903013805p:plain

以下の通り Current status が正常に更新されればOKです f:id:thelarklife1021:20200903014746p:plain

VM Maestro の Install

Maestro を入れてNW検証をはじめます。 VIRL Server > Download からDownload して起動します。 f:id:thelarklife1021:20200903015647p:plain

以下のような画面が出るので、VIRLのIP addressを入力し、guest部分はそのままにする。(localhostのままだとエラーになる) f:id:thelarklife1021:20200903022622p:plain

VIRLの検証環境の立ち上げはこれで完了です。お疲れ様です! f:id:thelarklife1021:20200903021832p:plain

次回からVIRLを使った様々なネットワーク検証をしていきます。

以上